2021年2月28日。
第35回管理栄養士国家試験が終了しました。
受験された方、お疲れ様でした!
さて、次回(第36回)を受ける予定の方々にとっては、試験までおおよそあと1年を切ったこととなります。
今、どんな心境ですか?
これが、普段から勉強をサボりまくっていた当時の私の心境です。(笑)
正直、とても焦っていました。
「なんとかしなきゃ!」と思う気持ちはあるのですが、
範囲が広く、何から始めていいのかわからない…
「何から始めようかな?」と考えるだけの時間を無駄に費やしてしまった気がします。
同じような想いを抱いている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
というわけで!今回は!
皆さんが試験1年前の「今、できること」をまとめてみました。
Contents
「過去問」を解いてみる
実際の流れで「過去問」を解く
聞いたことがある!という方もいると思いますが・・・
「管理栄養士国家試験」の試験対策は、ズバリ!
過去問を実際に解いてみることがとても重要です!
実際の試験時間、科目構成に沿ってぜひ過去の試験問題を解いてみましょう。
【前半 2時間25分】
社会、環境と健康 16問
人体の構造と機能及び疾病の成り立ち 26問
食物と健康 25問
基礎栄養学 14問
応用栄養学 16問
【後半 2時間40分】
栄養教育論 13問
臨床栄養学 26問
公衆栄養学 16問
給食経営管理論 18問
応用力試験 30問
過去問を受けてみると当日の試験の流れが想像できるので、不安も和らぐかもしれません。
また、答え合わせをしてみれば自分の苦手分野もわかりそうですね。
(答え合わせの後の見直しについては次の項を参照)
本番以外では集中できない場合
私の場合、「集中力」がないのか…
家など実際の試験と違う環境で
「今は試験だ…今は試験…」
と思い込もうとしても
「今は…
本番じゃないもんね〜
お腹すいちゃった〜 休憩しよ」

という具合に模擬試験は強制終了。
想像力も集中力も空腹には勝てず(^^;;
※家やその他の場所でも「本番と同じ流れで出来そう!」という方は是非実際の流れでやってみてほしいですが…
私のように、なにをどう工夫しても
「本番」と思えない方もいらっしゃいますよね?
それは、仕方のないことです!
私が実際に行っていた方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!
①試験の流れは気が散っても逃げることのできない「模試」で確認する。
(模試については次項に詳しくまとめてあります。)
②「過去問」については1問にかける時間を意識しながら、科目ごとに「小テスト形式」で行う。
【「小テスト形式」の方法】
全体の時間を問題数で割ると1問にかけられる時間は約1分半。
基礎栄養学の14問をやるには…
1分半×14問=21分 で解いてみよう…
というように、逆算して科目ごとに解く。
※時間の無い時にもおすすめです!
また、過去問は「5年分」やってみるのが良いと言われています。
どんな形式の問題がよく出ているのか、出題の傾向をチェックしましょう!
問題を解いた後は答え合わせのお時間♪
喜んで終わるのではなく…
「見直し」をじっくりやってみましょう!

正解したところはなぜその選択肢が「正解」だったのか
正解以外の「残りの選択肢」についても
「なぜ正解にならなかったのか」「何が違っていたのか」を調べて、
説明できるようにしておくと良いと思います。
※とはいえ、たまに聞いたこともないような難しいワードを含む難しい選択肢が含まれていることもあるので教科書に載ってなければ一旦スルーして良いと思います(^^;;
書店に並んでいる「過去問題集」には解説付きのものも多く存在します!
選び方等はこちらの記事もぜひ参考にしてみてください!
・過去問は「5年分」やろう!
→「出題傾向」を把握する。
・答え合わせの後は必ず「見直し」
→正解した問題も含め「なぜそれが正解か」を説明できるまで復習する。
「模試」の結果を気にしすぎない・・大事なのは悪い結果でもへこまないこと!
私の通っていた管理栄養士養成課程(4年制)では、4年生になると模試が多くなりました。
月1回ほどのペースで行われており、
校外で作られた「外部模試」を校内で受験することもありました。
模試の内容は実際の試験よりも難しく作られていることが多いようです。
そのため、終わった後に結果を見てみると…
うわー!なにこの点数!
絶対本番も落ちるよこんなの…
といったことを思いました(笑)
大学内での模試は年に何回もあったのですが、国家試験の直前まで合格点に到達した事はなかったためです。
正直1年前となると、もう学校で試験に出る事はほぼ全て教わっていた後だったので、
「合格点に到達して当たり前」と思っていました。
しかし、周りを見渡しても合格点に到達している人はほんのわずかの人だけで、
合格点に達していない人の方が多かったことを憶えています。
実際のところはその前に習ったことは忘れてしまっていて、
これからの1年でまた今まで勉強したことを思い出して学習を深めていきます。
みんな同じスタートラインからの始まりです。
模試の結果に「一喜一憂」せず、淡々と自分のやるべきことをこなしていく人が合格に近づくのだと私は思います。
また、模試の最大の魅力は、
本番の緊張感を自分の肌で体感できるところだと思います。

静寂のなか、「はじめ」の合図でペンの音が響き渡る・・
室内のピンと張り詰めた空気はそこにいる人だけが感じ取れる空気です。
毎日しっかり寝る・・寝不足は効率悪いし良いことなし。
と言う声が聞こえてきそうですが…笑
夜徹夜で勉強する位であれば、次の日の朝少し早起きをして勉強するほうが頭も冴えて、よっぽど効率がいいでしょう。

なにより「昼夜逆転」の生活を日々送ってしまうと
試験当日も苦しくなりそうです。
頑張り屋さんのあなた!
しっかり休んでまた明日頑張りましょう。
毎日お疲れ様です!
まとめ
1年前からでも国家試験に向けてできることは、たくさんありそうですね。ぜひ、国家試験対策に役立てていただければ嬉しいです。

皆様が、実りある1年を過ごせますように!
陰ながら応援しています!